土砂災害対策の伐採

2018年の豪雨で今回の木の横で土砂崩れが起き、そのときは倒れなかったのですが、また大雨で民家に被害がでる前に伐採して法面の補強工事をしなければならないということで、建設会社様から伐採のご依頼をいただき、7月に施工しました。

擁壁の上、地上4メートル付近から立派にそびえ立っていました。

登って枝を切り落とすのも大変ですが、その枝を運び出すのも大変なので、できるだけロープウェーのようにロープを張って枝を掛けて滑り下ろすことに。下ろしたい方向に立木がないので軽トラックをアンカーにして、敷地に集積です。

枝を全て切り落として幹だけになったら根元から伐倒したいところですが、傾いて重心が家屋側にあるので、もう大丈夫というところまで細かく切り落としていきました。
偏心木を重心と例えば90°違う方向に倒そうとすると、最初は受け口のほうに倒れてくれますが、ツルがブチブチ切れるにつれて重心方向に傾きだし、あっという間にそちらに倒れることがよくあります。ロープで他の立木にアンカーをとって倒れる方向を規制することもできますが、今回はリスクが高いので一番安全に小間切れにしました。

真夏で暑かったので、パラソルを立ててブロワを扇風機にして休憩です。
マキタのブロワMUB184、オートクルーズ機能が役立ちました。(笑)
風も強力で掃除がとても楽で、ホウキは放棄状態です。

無事に根元まで伐採完了です。

今回はご依頼主様が伐採木の処分をされるということで、集積して完了です。クスノキのいい香りがしていました。
なんとかご期待に応えられたでしょうか。
ご依頼いただき誠にありがとうございました。