2024年12月頭ごろに上田市塩田地区のリンゴ園にてヒノキやクリなどの伐採を行いました。8月にご依頼いただいていましたが、大事なリンゴに切り粉などがかかってはいけないので収穫を終えられたこの時期の作業となりました。

施工前8月の写真ですが、左下に実が生っているのが見えます。
最初はスパイクとロープで登りながら枝を落としていきます。


あと一本枝を切り下ろせば幹は根元から伐倒できるのですが、なぜか降りてます。チェーンソーのバッテリー切れか、それとも撮影のためか、昼休憩か、数か月経つのではっきり覚えていません(笑)。いつもは昼休憩が多少前後しても、登り降りが少ないほうが楽なのでキリがいいところまで作業してます。
残った一本の枝を吊り切り(リギング)するところです。一人作業で普通にロープを結んで枝を吊り降ろすとほどくことができませんが、ロープをループ(二重)にして降ろしてやれば樹上で回収することができます。(ロープの長さは倍必要になります。)吊り切り直前と直後の2枚の写真でお伝えできるでしょうか。


降ろす枝に取り付けるカラビナ付きスリングを10本くらい持って上がってこれを繰り返せば、木の大きさや周りの状況にもよりますが、半日以上木に登りっぱなしで作業できることもあります。あと吊るすだけでなく、地上から樹上にロープを斜めに張って枝を滑り降ろしたり(スピードライン)もします。一人なのでたまにロープが地上でもつれて「さっき登ったのに降りてまた登るのか~ (T_T) 」ということもあるのでロープは2,3本持って上がってます。無駄に遊ぶ時間(他の作業者を待つ時間)もなく効率よく作業できていますが、気をつけないと動きっぱなしでまれにオーバーワークになることも(笑)。樹上ではアドレナリンが出ているせいか、降りて一息入れるまで疲労に気づかなかったりするんですね。
倒しても間違いなく建物に当たらない長さに切り詰めたので、次は根元から伐倒です。

軽トラをアンカーにして牽引伐倒です。茶色いドラム缶は直撃コースなので倒す前にちゃんとよけましたよ。


ばっちり狙い通りの伐倒です。

最後は玉切りして軽トラで搬出して完了です。
ご依頼いただき誠にありがとうございました。
クリ編も後日アップしたいと思います。