イチョウの枝打ち

神社の入口にそびえたつ大きなイチョウの木の枝打ちです。
家に当たりそうな枝を切ってほしいというご依頼をいただきました。
幹が直立しているところまでで15mほどでしょうか。胸元の直径は120センチほどあります。

最初は脚立を掛けて、あとは枝にアンカーを取りながら少しづつ枝打ちしながら登っていきました。枝が混み合っているのでアンカーを掛けるのも一苦労です。

よく見ると枝の根本に垂れ下がっているものがいくつもあります。
Wikipediaに「 根の張り具合によっては枝から円錐形の突起(気根、乳と呼ばれる)が垂れ下がる。これは乳イチョウと呼ばれ、安産・子育ての信仰対象(鬼子母神など)とされる。 」とあります。
もう子供が生まれる予定はありませんが、何かいいことがあるかもしれません。(笑)

幹直立部の頂上は座って休憩できるほど広かったです。
ご依頼主様は木こりをされていたそうで、数年前まではなんとご自分で脚立を駆使して枝打ちされていたとのことで、「あの上で弁当食べられるよ」とおっしゃっていました。
それを伺って私もあそこでコーヒーを淹れて飲んでみたいと思いましたが、地域の方に怒られそうなのでやめておきます。(笑)

林業に携わっていたご依頼主様にも大変ご満足いただけてとても嬉しくなりました。
ご依頼ありがとうございました。
いただいた干し柿もとても美味しかったです。