枝が混み入った箇所や、周囲の灌木の枝などが障害になる場面でも、スローラインを一発で枝股(クロッチ)に掛けられる「アンコウフック」を、2020年10月に導入しました。
スローウェイトを投げるのではなく、伸縮ロッドを利用して枝股まで持ち上げて掛けるための道具です。
この素晴らしい道具の使用風景を先日やっと撮影しましたので、紹介してみます。
① スローラインをアンコウフックの頂点のシャックルに通します。
② 竿を伸ばして、ラインだけ持ち上げます。
(ウェイトを直接持ち上げると、伸縮ロッドが耐えれず途中で縮んでしまいます。)
③ 目的の枝股にアンコウフックを引っかけます。そしてスローラインを引き上げれば、荷重は枝に掛かるので、ロッドは縮みません。
④ スローウェイトを頂点のシャックルまで引き上げて降ろせば、枝股の奥から降りてきます。
⑤ ロッドを縮めてアンコウフックを地上まで降ろし、頂点のシャックルからラインを外します。
⑥ さらに枝股の下にある小枝をかわしたいので、フリーになったアンコウフックを再び伸ばします。ラインの途中を引っ張って小枝の奥から手前へウェイトを引きずりだしてかわしました。
⑦ これで目的の枝股にスローラインを掛けることができましたので、地上までウェイトを降ろします。降下点が崖で足場がないので、三度ロッドを伸ばしてウェイトを手元まで手繰り寄せました。
あとはロープと繋いでアンカーセットです。
かなり便利です。
続く…