スダジイの伐採@南房総

2022年12月、今回は千葉県南房総市へ出張してまいりました。めぐりわツリーサービスもついに関東にまでその名を轟かせるように!?
実はお友達といいますかツリークライミングを教えていただいた大先輩、心の兄貴姉御からご依頼をいただいたのです。お二人は「オーガズミック・ダイエット」という美味しく健康になれる食事法を実践し、アマゾンで本も出版されています。呼んでいただいた上に食事まで一緒に御馳走になりまして、上の写真はそのうちの一つ、なんと約333グラムのハンバーグ2つとフルーツ盛り合わせ。毎日美味しくお腹いっぱいで消化も良くパーフェクト、まさにオーガズミックです。食事内容はまたのちほど紹介させていただきます。

車に伐採道具を積み込んで夕方に広島を出発し、眠くならないように軽くバナナを食べながら、翌日未明にうみほたるに到着し仮眠をとることに。

目が覚めると強風による速度制限で千葉方面は渋滞していて焦りましたが、もうひと眠りすると解消していたので出発し、午前中に南房総に到着しました。到着した日は下準備だけしてゆっくり休憩させてもらいました。

それでは伐採のほうにいってみましょう。
高さ15m・幹の直径1.3mほどの大きなスダジイです。強風で枯枝が折れて落ちてきたりするので、家や倉庫に近いほうをバッサリ切ることに。

施工前1
施工前2
根元の横にご依頼主様

ロープを使って登り、下の枝から切り落としていきます。落とせるものはバサバサ切り落としたり、小さく軽い枝は屋根にあたらないように手で投げたりします。

建物に近い大きい枝を屋根に落下しないようにブレーキを使ってゆっくり吊り降ろしたところです。写真中央少し上の金属のパイプにロープを巻き付けると摩擦でブレーキを掛けることができます。下でご依頼主のあぶらギッテルさんが片っ端から片付けてくれています。地上で色々と手伝っていただいたおかげで私はずっと樹上にいれて作業が早く進みました。
奥様のみなギッテルさんも美味しいお食事だけでなく写真や動画を沢山撮ってくださいました。

右上の枝にロープをかけて支点にし、左の枝を吊り切りするところです。このときのように手が届かない場合はロープ自体を投げたり伸びる棒などで操作してセットします。

冬は風速10m以上がざらにあるという南房総ですが、この日は風もなくいい天気で作業中は少し暑いくらいで、天候に恵まれました。

それでは二日目に突入です。

枝葉はほぼ切り終えましたので、幹を切り詰めていきます。

途中で隣の枝も切り落として、

最後はクライミングロープを掛けていた幹です。

無事にすっきり切り終えることができ、ほっとしながら地上に降りました。

施工後1
施工後2

あぶらギッテルさんに2016年にツリークライミングを教えていただいて、特殊伐採を覚えてお役に立てたらいいなと思っていましたが、本当に実現しました。一緒に作業できて、美味しい食事もご一緒させていただいて最高の体験でした。

食事内容はこちら、「美味しいものをお腹いっぱい@南房総

神社の枯木伐採とロープウェー搬出@大崎上島町東野鮴崎

鮴崎金毘羅宮のほぼ枯れているヤマモモの伐採を、鮴崎区様からご依頼いただき、5月に行いました。ヤマモモは常緑樹ですが葉っぱがほとんどありませんでした。

お宮とヤマモモは地上30mくらい、階段を2~3分ほど登った見晴らしのいい場所にありました。道具を持って上まで上がるとさらに時間もかかり脚も疲れ、上に着いたらまずは小休止です。忘れ物をしないようにいつも以上に入念にチェックした甲斐あり、余計な往復なしで済みました。

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BCS510Tなどバッテリーチェンソー比較

バッテリーチェンソーを比較してみました。
マキタMUC204、やまびこエコーBCS510T、ハスクバーナT540iXPの3機種です。結論から言いますと、樹上でのトップハンドルバッテリーチェンソーはBCS510Tが一番軽くてパワーもかなりあって(MUCとT540iの中間くらいのパワーでしょうか)使いやすく一押しです。

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特殊伐採:斜面の枯損木など その1

秋から色々バタバタしていましたが、2019年の決算と確定申告の準備もでき、久々の投稿です。
12月から1月にかけて、少しスリルのある、とてもやりがいのある伐採のご依頼をいただきました。

屋根にかかっている枝を、屋根に当たらないように短く吊り切りするために、なるべく先まで渡っていきます。リムウォークというそうですが、日本語だと「枝歩き」でしょうか。英語にするとなんだかカッコいいですね。

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特殊伐採と庭木の整理

4月に高さ9mのカシノキの特殊伐採、庭木と竹藪の伐採、剪定のご依頼をいただきました。
かなり伸びすぎてしまい森のようです。

施工前 1/5
施工前 2/5
施工前 3/5
施工前 4/5 裏側より 中央の樫が屋根に掛かっていました
施工前 5/5

上下の写真で施工前後の違いを比較できます。左右にスライドしてご覧ください。

施工後 1/5
施工後 2/5
施工後 3/5
施工後 4/5
施工後 5/5
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特殊伐採:20メートル超えのムクノキ剪定

樹高約25メートルのムクノキと15メートルのヤブニッケイから、納屋とお墓に大量の落ち葉や木の実が落ちてくるとのことで、上空で枝を剪定しました。

施工前 納屋の裏にムクノキがそびえ立っています

今までのご依頼の中で一番大きい木で、ワクワク感が止まりません。ざっと見積もって、切り下ろす枝の合計重量が1トンを軽く超えます。下から見ていると、「あそこに登ってこことあそこをズバズバっと切って吊り下ろして、最短3日かな」なんて考えたのですが、始めてみると甘かったです。(笑) 枝にツルが絡まっていたり、枝どうしが重なっていたりして、予想以上に手間や小分けに切り下ろす回数が多くなりました。何より20メートルも昇ると下から見るより枝が太いですね。吊り下ろすときは絶対に引っかからないように慎重に作業しました。それでも一度だけ、吊り下ろす枝と隣の枝が絡みついたツルで繋がっていて、隣の枝をへし折って下りてきました。ヒヤリとしましたが一つ学習しましたので次に生かせます。林業現場人Vol.19を読むと、枝が何かに引っかかっていて危険な個所を「ウィドウ(未亡人)メーカー」というようです。

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